「イルミナティ悪魔の13血流」(フリッツ・スプリングマイヤー著.太田龍監訳-KKベストセラーズ)の前書きで、故太田龍さんは、フリッツ・スプリングマイヤーについて次のように紹介している……
イルミナティについて『…フリッツ・スプリングマイヤーは、十年以上をかけて命がけで、これらの情報を、数千冊の書物を熟読、数万点の新聞・雑誌・未発表の手書き原稿・書類を渉猟玩味して集めた。またデスクワークのみならず、私家版の不定期刊ニュースレター「イエスキリストの僕(From a follower of Jesus Christ )」などを通して、通告してきた元イルミナティのインサイダーたちからの綿密な直接聞き取り調査取材からである。
とりわけ、口にするのも憚られるようなあまりにも恐ろしい悪魔崇拝の事実を漏らしてくれたトム・コリンズやジョン・トッド、デイビッド・ヒルという証人の情報が役に立ったとスプリングマイヤーは述べている。
しかし、彼らはイルミナティの配下のごろつきどもの手で濡れ衣を着せられたり、汚辱にまみれ、あるいは消されてしまったという……-後略-』
そして、このスプリングマイヤー本人もこの後投獄されることとなる。
つまり、このスプリングマイヤーという人は、誰よりも深くイルミナティの秘密を暴いた人と解して間違いない。
そのスプリングマイヤーは、イルミナティとフリーメーソンの関係について次のように述べている。
P23~ 『同朋団のエリートは数千年も活動を続けたのち…(※この同朋団とは、先の記事で説明したアダムとイヴの時代から始まるという、イヴを誘惑したネフィリムに起源を持つという蛇の同朋団-ブラザーフッド・オブ・スネークのこと。ところで、このネフィリムについて私の所見を述べさせて頂くと、この怪しげな種族が巨人であったという記述が非常に興味深い。というのは、雄ライオンと雌虎を異種交配させると、ライガーという非常に巨大な猫科のハイブリッドが誕生する。ライオン、虎の五割増しくらいの大きさである。このネフィリムは、“天使”が人間の娘に産ませた子供とあるが、子供を産ませたという以上は、肉体を持った現実の人間である。それが“天経由で地上に現れた”というのである……こうなると、この物語が史実を語ってるとしたら、ここでいう天使の正体は一つしかないではないか。
そして、このネフィリムの長という人物は非常に狡猾邪悪な態度、哲学を掲げていたことが想像できる)
…その邪悪な諸課題を喜んで推し進めようという、ある狂信的な男を見いだした。男の名はアダム・ヴァイスハウプト(1748-1830)である。
彼は、悪魔の血流を再構築して新たな組織とするために使われた。1776年5月1日、何年にもわたった悪魔の使い走りになる純粋培養の教課を終え、高位階メーソン(フリーメーソンは同朋団中の秘密組織であり、最高位階ではルシファーをあがめている)になっていたヴァイスハウプトは、ババリア公国(ドイツ)のインゴルシュタットでルシファー[堕天使]を崇拝する秘密教団を設立した。教団の名はイルミナティ。
この名称は「光を受けた者」「啓蒙された者」を意味し、そのメンバーはルシファーからの秘密の(同朋団の)教えを受けたということを示していた。ルシファーは彼らにとっての光を掲げる存在、あるいは光をもたらす源と考えられた。
ヴァイスハウプトは同朋団の悪魔の血流から潤沢な資金と特別な待遇を受けていたが(※これは、先の記事で説明したロスチャイルドとの関係)、彼らにとって使い勝手のいい理想的な表看板、広告塔にすぎなかった(※ここでいう“彼ら”とは、ロスチャイルド家というよりヤコブ・フランクとモーゼス・メンデルスゾーン)。
イルミナティの狙いは、「使える」高位のフリーメーソンを統一同朋団に取り込むことだった。フリーメーソンはすでに同朋団の諸課題を反映していたが、メーソン内部にさらに特殊な教団(イルミナティ)を置き、悪魔の帝国が効果的に拡大していけるようにする必要があったのである。ヴァイスハウプトはイルミナティの目標に関して次のように述べている。
「教団の真の目的は世界を支配することである。これを達成するため、教団はあらゆる宗教を破壊し、すべての政府を打倒し、私有財産制を撤廃しなければならない」
イルミナティが存続する唯一の道は姿を隠し続けることだった。それゆえ入会者は参入儀式(イニシエーション)において沈黙の宣誓を行い、秘密保持を誓わされた。誓いの言葉の一部には「私は永遠の沈黙と、教団への揺らぐことのない忠誠と服従とを誓い……」とある。誓いの言葉はさらに続き、もしも教団を離れたりその計画を漏らすようなことがあった場合にはどのような恐ろしい目に遭うかを語ってゆく。
イルミナティを詐術の壁に隠しておくため、ヴァイスハウプトは信者に対して、悪魔の目標の達成については嘘をつくように言っている。「あるときにはそれなりのことを言い、別のときには違ったことを言わなければならない……そうすれば、本当はどういう方向で考えているのか、私達の心を読まれることはなくなる」(※これはサバタイ派の教義そのものだ)。
世間の目を欺く手段としては、表象やペンネームの使用がある(※ここでまたしても通名使い放題の在日朝鮮人の駒としての役割が否応なしに想起されてくる)。ヴァイスハウプトのまたの暗号名はスパルタカスだった。
イルミナティは、強大な権力と世間的な成功とを提供することで会員(教団員=イルミニストやフリーメーソンばかりではなく、傘下の各組織すべて…-MI6、MJ12、CIA、FBI、NSA、ADL、モサド、円卓会議、CFR、IMF、ローマクラブ、コスモクラブ等々-…について言え、広く悪の賛同者としてよいだろう)を引きつけることができた。
会員は同朋団の参入課程を消化して、段階ごとに取り込まれていく(※要するに、フリーメーソンイルミナティの階級の上下関係は、マトリョーシカ人形のような形態になっているということ)。
このイルミナティには13の段階または位階があり、それは類似の秘密団体とよく似た形で作られていた。例えば最高位の団員の呼び名は王キング、その次が司祭プリースト、その下が王子プリンス……となっている。
(※つまり、フリーメーソンの“高位”にくると、このイルミナティの階級と重複してくるということである。しかし、必ずしもフリーメーソン高位の者がイルミナティになるわけではなさそうである。“使える”高位のフリーメーソンという表現に注目されたい。これにぴったりと当てはまってくる組織が三百人委員会である。三百人委員会≒イルミナティと見てほぼ間違いない)』
-引用ここまで-
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イルミナティとフリーメーソンの関係について、このスプリングマイヤーの解説だけではわからない、非常に貴重なことを詳細に述べている書がある。
それが、他ならぬユダヤプロトコール-シオン賢哲の議定書である。
添付画像は、昭和40年代に放映された「怪傑ライオン丸」に登場する化け物ガンドドロ。
これは、偶然ではあるが、イルミナティとフリーメーソンの関係を非常にわかりやすく表現している。
上の被り物がフリーメーソン、下の銃を持った本体がイルミナティ。
被り物は囮の役、尖兵、捨て駒、盾として存在している。しかし、被り物自身はそういうことをあまり自覚しておらず自分も天下を分けあえると思って一緒になっている。(その現実の詳細については次の記事で詳しく書く)
……一方、殺されるタイガージョーは、本物の日本人を表現しているように見えなくもない。
いつも本物の日本人はああいう死に方をする。(戦艦大和の最期そのものだ)
何時の時代も本気で死を覚悟で戦う人間はほんの僅かしかいない。
あとは、人任せで見てみぬふりをするコウモリ野郎ばかりである。
中川さんの場合も、他の側の自民党員5、6人が、俺も同士だぞという主張を強硬に訴えていたら、あの人一人があのような見せしめ的な殺され方をせずに済んだはずなのである。