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「新エンブレムも出来レース」で検索をかけると、当ブログの記事が相当上位にくるわけですが、これから「それはどういう話か?」ということをわかりやすく説明します。
まず、この話題に関心のある方の共通の疑問は、佐野案が撤回された直後から、ネット上には、多数の「私だったらこうする」「私が作ったのはこれです」という桜や富士山や松などをモチーフにした作品が多数公開されましたが、『既にネット上に公表してしまったものはダメです』と新エンブレム応募要項にも明記されているので、これらの作品が選ばれなかったことは仕方がないとしても、日本国民が、どれ程桜や富士山をエンブレムに取り込みたいと考えているかは知ることができたのではと思います。
所が、先日公開された4作品には、どれ一つ桜も富士山も描かれたものがありませんでした。
実は、これには裏があったのです。
国民から広く作品を募集する際に作られた応募要項のPDFには全く書いていないことを、審査員に対しては告知していたのです。
その告知の内容とは、富士山や桜のような国民の共有財産をシンボライズしたものは没にしろ、これはIOCの規定だ
「それは本当の話か?ちょっと信じられない。」
あなたはそのように言うかもしれない。
そこで、以下は先日(2016/4/13)私が週刊新潮、週刊現代、東京新聞、日テレ、自民党他、数十ヶ所に投稿した告発文です。―
………………
-新エンブレム選考について、前回審査員の一人の平野敬子さんという方が、審査員に配られた『IOC規定に関する文書』をご自身のブログで公開してるのだが、
には載せられていなかった、とんでもない重大な話が書かれている。
-以下転載-
……審査会当日に配布された審査関連の書類のなかに、「IOCのデザイン規定」の記述がありましたが、この規定を再読すると、審査直前に、私の認識力ではエンブレムの審査員は務まらないのではないかと著しく不安にかられたことを思い出します。審査委員の資料に記載されていた、このエンブレム選考基準となる規定を読んでいただきますと、エンブレムのデザインがいかに難しい課題であるか、出品作品を手がけたみなさまが、どれほど苦労されたかが理解していただけるのではないかと思います。いままさに、五輪エンブレムのデザインに取り組んでおられるみなさまの参考資料となりますので、公正性の観点から考えて、記載いたします。
【IOCのデザイン規定】
(1)エンブレムはその大会(2020年東京大会)と一目でわかるようなデザインにしてください。
(2)開催都市、開催国らしさを反映すべきであるが、商標登録を行う必要があるため「社会の共有財産(誰もが知っているようなシンボル 例:富士山)」と見なされるものと混同させるようなデザインを含まないようにしてください。(IOC規定による)
(3)オリジナリティを持ち国際的に認識されているイメージ(例:各国国旗、国際機関シンボルマーク等などと混同されるようなデザインを含まないでください。)(IOC規定による)
(4)オリンピック聖火、メダル、オリンピックシンボル等、オリンピックに関係するデザインと類似したデザインをしないでください。
(5)JOC等他の競技団体と混同されるようなデザインにしないでください。
(6)将来開催予定の「大会マスコット」との類似性が出てしまうようなキャラクター要素を含まないようにしてください。
(7)あらゆるプラットフォームでも見やすく、かつフルカラー及び白黒で複製可能であることを条件とします。
(8)世界中で親しまれ、理解されるようなデザインをお考えください。
(9)オリンピックとパラリンピックは同じファミリーに属していると一目でわかり、かつ、混同される恐れがないようにデザインしてください。
(10)オリンピックのモットー、五輪マーク旗、その他オリンピックに関係する画像(炎、聖火、メダル)、スローガン、マーク・記号、その他特徴的な目印またはそれらの曲解的なデザインなど紛らわしいものを含んでいないこと。
(11)あらゆるプラットフォーム上でも視認性が高いこと。特に放送局のエンブレムに関するニーズに関しても検討しそれにこたえられるようなものになっていること。
(組織委員会より審査委員に配布された書類より記載)
-後略-
―――――――――――――――――
問題の箇所というのはこれである。↓
(2)開催都市、開催国らしさを反映すべきであるが、商標登録を行う必要があるため「社会の共有財産(誰もが知っているようなシンボル 例:富士山)」と見なされるものと混同させるようなデザインを含まないようにしてください。(IOC規定による)
……14599人が応募したが、富士山を描いたものは最初からダメだったのである!
人気ブログランキングへ 《社会の共有財産、例えばシンボライズされる富士山》
とのことだが、ということは、社会の共有財産、天然の植物桜も初めからダメだったということだ!
なんということであろうか…………………
桜がダメだというなら、当然梅も菊もダメということになる。
では、スミレはどうなのか?水仙はどうなのか?朝顔はどうなのか?
……………
この重大な項目を隠した応募要項を国民に提示していたのである。
※ちなみに、新エンブレム応募要項の記述は以下である。
…………
【制作にあたってのルール】以下の場合は、審査の対象外とします
〇オリンピック/パラリンピックエンブレム、展開案(応募要項においてテンプレートを公表)がそろっていないもの。
〇エンブレムを構成する要素のいずれかが欠けているもの。
〇エンブレムを構成するそれぞれの要素の順番を変えたり、まとめたりするもの。
〇パラリンピックエンブレムのワードマークの下にParalympic Games の記載がないもの。
〇オリンピックシンボルまたはパラリンピックシンボルが明らかにエンブレムの総面積の1 / 3 を超えているもの。
〇国際的に認識されているイメージ(例:国旗や国際機関のマーク等)と混同されるおそれのあるもの。
〇JOC・JPC 等他の競技団体と混同されるおそれのあるもの。
〇アルファベットや一般的な図形のみで構成されているもの。
〇オリンピックシンボル・パラリンピックシンボルをアレンジしたもの。
〇聖火やメダルをアレンジしたもの。
〇既に公表されているものと同一又は類似のもの。(Web による公開も公表作品とみなします)
〇第三者の著作権や商標権等の権利を侵害するおそれのあるもの。
〇政治的・宗教的メッセージを含むもの。
〇反社会的な要素、誹謗中傷を含むもの。公序良俗その他法令の規定に反するもの。
-以上-
――――――――――――――――――
上記の平野敬子さんらへ配られた
(2)開催都市、開催国らしさを反映すべきであるが、商標登録を行う必要があるため「社会の共有財産(誰もが知っているようなシンボル 例:富士山)」と見なされるものと混同させるようなデザインを含まないようにしてください。(IOC規定による)
…という項目は見事に削除されている。
つまり、最初から、桜や富士山の絵が苦手な人物、または桜や富士山を描きたくない人物に便宜を図り内定させていたという推測が成り立つわけである。
※関連記事
あの朝顔の人(D案)はピエロとして引っ張り出された可能性が高いということになる。
これだけでも大変な話だが、問題はこの次だ。
その、『社会の共有財産であるシンボライズされる天然の風景を書き込むな』というIOCの規定だが、『オリンピック憲章』『IOC倫理規定』両方調べたが、
そんな内容の記述、それと示唆する記述はどこにもないのである!
何度も見たが、どこにもないのだ!
※関連記事
オリンピック憲章について
IOC倫理規定について
(2)開催都市、開催国らしさを反映すべきであるが、商標登録を行う必要があるため「社会の共有財産(誰もが知っているようなシンボル 例:富士山)」と見なされるものと混同させるようなデザインを含まないようにしてください。(IOC規定による)
…………この記述は一体、どこから来たのか?
何を論拠に、誰がねじ込んだのか?
…………………
※それともう一つ、
審査員達は、応募要項にこの重大な記述のなかったことをどう思っているのか?
あたかも、何者かの便宜を図るためとしか思えない卑劣な行為が行われたことに対し
なぜ、誰も騒がないのか?
わずかに平野敬子さんだけが、このような形で外部に洩らしてくれただけなのでは…………
?
※週刊新潮、現代、日テレ、自民党らに送ったのはここまで
―――――――――――――――――
平野敬子さんのブログのお話では、最初からA案ありきなのだといった内容の解説であるが、それもここまで騒がれれば、恐らくもう無理だろうと私は推測している。(…これでもまだゴリ押しするか?)
そこで、私のような相当深い所まで知った人間の考える「D案の人はピエロにされた可能性が高い」という指摘をかわすために、D案というのも考えられる。
しかし、そうなると今度、「桜や富士山が何千と寄せられたはずなのに、たった一つか二つしか寄せられなかったであろう朝顔がなぜ選ばれたのか?何千の桜を押し退けて、なぜあのパッとしない朝顔なのか?なぜだ?……」と、世間の関心が向き、私のような者の真相暴露記事が燎原の火のように広がり大変なことになる、…という可能性も非常に高いと言えるだろう。
そこで残ったのはBかCかということになるが、Bは、ファイアーfoxだ魔封波だと既に散々言われており、Cもまた、過去のいくつかの五輪エンブレムを踏襲したもので見映えがしないとネット上で言われている。私は、Aが平野さんに内幕暴露をされ、とても選べる状況ではないので苦し紛れでCになるのではないかと見ている。
しかし、いずれに決定されても、《いかがわしい選考に従って最終的に決定された曰くつきの代物》と後々言われることになるのは間違いない。
なぜなら、東京五輪はまだ4年も先の話だからである。このブログのこの記事も、4年の間には、間違いなく全日本国民の知る所となるだろう。
あの四人の作者が、全員五輪組織委員会のお友達なのか、それとも一人を除いて他の三人は何も知らない人なのか?
もし、何も知らない人達だったとしたら、彼らもまた被害者であり犠牲者である。
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