ASKA逮捕の不可解な部分②-実はASKAは暗殺された飯島愛と非常に親しかった
- 2016/12/02
- 02:54






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ASKAブログの飯島愛の話の次の章には、盗聴との非常に深刻な闘いの経緯が綴られている。
ここで注目すべき所は、彼が多数の証拠を蓄えていたという点である。
〇不審死を遂げた飯島愛とASKAは非常に親しい間柄であった。
〇その飯島愛が盗聴盗撮不法侵入について死の直前までASKAに相談していた。
〇飯島愛の死後からASKAへのマスコミの偏向報道が始まり盗聴にも気がつく。
事の経緯は、全くそういう話である。しかし、読めばわかるが、ASKA本人はブログの中において、飯島愛は暗殺とも主張していないし、飯島愛を殺した連中が色々と仕組んでいるのだなどということは、一言も言っていない。身の上に起こったことを淡々と書いているだけである。
以前、『浅田真央電磁波照射されていた疑い』http://asvaghosa.blog.fc2.com/blog-entry-82.htmlという記事を書いたことがあるが、この記事については、非常に沢山の方が関心を持ち、賛同して下さったと記憶する。
テクノロジー犯罪というのは頑として存在するのである
私も、通信妨害、不法侵入、色々とやられてるので、こういう被害者の心境というのは非常によくわかる。
(当ブログの中で、何度か書いたが、以前のGPS付きのガラケーの時、一日の半分が圏外表示で(docomoショップに近づくと解除される)特に驚いたのは、名古屋駅の真ん前の青空の下で私のガラケーだけが、ピンポイントで圏外になることであった。これは、複数の人間がその場で目で見て確認してるのだ………)
ただ、この人は割と冷静だが、こういう盗聴盗撮不法侵入のストーカー被害者というのは、一度そういう目にあうと、人間の心理として、関係ない自分自身でやったことまで忘れて何でもかんでも被害にあったのだと思い込んでしまう傾向がある(特に女性の場合)。
10のうち一つでも本当であれば、軽んずることのできない立派な被害者なのだが、10のうち7つ8つが思い込みであったことが露呈してしまうと「…またか」と周囲に相手にされなくなる。
ストーカー被害者というのは、こういう難しい所がある。
――――――――――――――――
-ASKAブログより-
10.盗聴
時同じく、女友達が「ネット盗聴」「集団ストーカー」被害に遭っていた。誰に相談しても信じてくれないのだという。
私もそうだった。「単なる気のせいだ」と、言ってしまったのだ。
「何をやっても聞かれている」「生活のすべてを見られている」と言って聞かなかった。
「もう、生きていけない」と言っていた。本気だったのだ。
間もなくして彼女は自分の命を絶った。
私は友人のサインに気づいてあげることができなかった。
ある日、彼女の友人と名乗る女性が、友人を介して私と連絡を取りたいと言ってきたのだ。私は、その女性と数時間電話で話をすることになる。
いろんなことが分かった。
俄には信じがたいが「集団盗聴盗撮」「ネットストーカー」に巻き込まれていたのだった。
ネット検索をしてみたら、事実「集団盗聴」「集団ストーカー」に苦しんでいる人たちが多く存在していた。
私は亡き友人を死に追いやった犯人を突き止めようと、パソコンの前に座り続けた。
いくつかの手がかりになる情報を得たからだ。
単なる自殺で終わる話ではない。
これは殺人だ。
知人の警察官に事実を伝え相談したが、証拠が出て来ない限りお手上げなのだと言う。
ある日のことだ。情報を元にネットサーフィンをしていたら、気になるページがあった。
私が、その日に電話で喋ったことや、行動に酷似したことが、克明に書かれているのだ。
毎日、毎日それは続いた。
電話の内容などはすぐに書き込まれていく。偶然だとは思えない。
「盗聴・・?」
周りに話しても誰も信じようとはしない。誰かに監視されている。
そんな時、ロックダムの社長尾崎が私の部屋に来た。
(※ここの所は会社名、実名がハッキリと書かれており、前回の飯島愛の章の刑事もそうだが、ここが要するに妄想と現実の分岐点だ。架空の話に現実の人間を引っ張り出してその作り話を世間に公表した場合、自分の信用、名声がどうなるか?繰り返し書くが、飯島愛が不審死を遂げたのは架空の話ではないのだ-管理人)
大事な話をする前に、現在の状況を伝え、お互い携帯電話の電源を切ってからテーブルに着いた。
2時間ほどの会話だった。
翌朝、携帯にメッセージが入っており、その留守録を聞いてみた。
するとそこには、前日尾崎と打ち合わせしていた会話が残されていたのだ。
「これ、オレたちだ!」
昨日の会話だ。第三者にも確認してもらった。
「これ尾崎さんの声じゃん。」
あの時電話は確かに切って合ったので、ふいに電話の録音ボタンを押したとしても機能するすはずがない。
着信履歴を確かめると、見覚えのない番号があった。
午前8時頃の着信だったと記憶している。
と、記録されている。メッセージが残された時間だ。
私は、折り返し電話をした。
「もしもし。電話をいただいた者なのですが。」
「えっ!? 何ですか・・?」
「いま、電話を頂きましたよね?」
「・・。いえ、してませんけど。」
「着信で折り返し電話差し上げているのですが。」
「いえいえ、知りません。」
相手がしらばっくれる以上、話しても無駄なので取り敢えず電話は切った。変だ。
着信をそのまま折り返したのだ。相手は、不意に間違って繋がってしまったのではない。ひとつずつナンバーを押しながらかけてきたのだ。
そうでなければ、相手の携帯に私の携帯ナンバーが保存されてあったと考えても良い。どちらにしても目的を持ってかけて来たのだ。
例えば、間違えて繋がっただけなら、盗聴したものが流れるはずはない。
その瞬間の相手の雑踏が録音されるだけだ。
そうではなく、前日の部屋での会話を送ってきた。
真意は解らない。
ひとつ言えることは。発信ダイヤル設定をオフに仕損なったか、オフにすることを忘れて電話をしてきたということだ。
盗聴は、この人物に限りなく間違いはないのだが、ただ決定的な証拠がない。
私はこの電話番号を記録保存した。
そのうち携帯を持っていると家の中の会話も書き込まれるようになった。
家族との会話が公開されるのだ。ツイッターだが、そこにリンクを張っている連中のところはどれも盗聴の内容で埋められていた。
ある朝、携帯の前で、
「オマエら、いい加減にしろ!何が楽しいんだ!」
こう、怒鳴ってみた。すると、
「さあ、今日なんと神のお声を頂きました。」
と、書いてくる始末なのだ。電話の電源を切っていてもダメだった。
また、友人に送ったメールの内容を読んだ感想をことごとく書かれる。
同級生で刑事の友人に相談をした。
「考えすぎだ。そんな事例はない。偶々行動や発言がリンクしているんだろう。日本のデジタル電話の波形は解読できない。」
と言う。
会社の連中も真に受けない。
これだ。友人が死んだのは・・。
誰にも信じてもらえなかった、そして他人には相談できない、何か耐えがたいものを盗聴盗撮され、生きて行く力を奪われた。
追い詰められたのだ。
だから「もう生きて行けない」と言ったのだ。
その集団盗聴盗撮の犯罪に気がついた私が次のターゲットになった。
携帯の前でまた怒鳴る。
「オマエら殺人しておいて、またやるつもりなのか!」
「あれは違う。本当に事故だ。」
と、書いてくる。
その後、間もなく携帯を使うとき以外はバッテリーを外すという生活をした。
しかし、
「それで逃れられると思うなよ。次の手がある。それがダメならもうひとつ手がある」

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そんな生活が2年近く続き、私は心が弱ってきているのが分かった。
初めてカウンセリングというものを受けることになる。
話を聞いてくれるので心は安らぎを覚えたが、精神薬を処方されてしまった。
しかし、私はそれを飲まなかった。
精神薬というのは、健常者が飲んでしまうと、脳への刺激で本当に精神病になってしまうからだ。
そんな中のコンサートツアーは本当に苦しかった。ホテルでの行動もすべて公開されるのだ。
部屋に迎え入れたゲストの名前なども書き込まれる。
自宅の仕事部屋に特殊なものが仕掛けられているのかもしれないと思い、ついに仕事部屋の壁を壊して大改造することになった。
2010年3月。改造の間、仕事場として西新宿のマンションの1室を借りることになる。
ここがすべての始まりだった。
大阪で知り合った柳田が、このマンションから歩いてすぐのところで生活をしていた。
大阪のパブを止め、東京に引っ越してきていた。生活を構えて、もう10年ほどなるだろうか。時々電話では話をしていた。私は相変わらずの盗聴盗撮でヘトヘトになっていた。
何よりも辛かったのは、誰も信じないということだ。
信じさせるためには証拠集めをするしかない。
証拠はCD-Rに30枚ほどになっていた。
私は一度だけ部屋で大声を出したことがある。
自分でも驚くほどの声だった。
これに反応すれば証拠となる。
思った通り、その叫び声はサンプリングされて、今、大手ゲーム会社のゲームで使われている。
あの時の自分の声だ。
間違いはない。ゲーム会社はその事実を知らないだろう。
盗聴はひとりふたりの個人的なレベルではない。
ある動画サイトのプログラマが中心となってやっているのだ。
私は訴えを起こすために著名な弁護士を集めてもらった。
しかし、今まで起こってきたことを手順良く説明するためには、どう説明すれば良いのか分からなくなっていた。
それほど証拠が増えていたからだ。
「腕利きの弁護士らしいな。」
また書き込まれる。
ネットを見なければ良いと人は言う。しかし、見なくても24時間ずっと監視されていることは大きなストレスだった。
自殺は肯定しないが、追い詰められたことによる発作的な行動は理解できる。
部屋で独り言を言う。
「オレは死なないからな。」
するとすぐに、
「オマエは死なせん。」
と、書いてくる。
「オマエは死なせん」ということは、過去死なせたことがあるということではないか。
西新宿のマンションでもそれは続いた。精神的に追い込むつもりだ。ある日、あらゆる盗聴サイトをネットで調べていたら、ショックなアプリがあった。
初めてカウンセリングというものを受けることになる。
話を聞いてくれるので心は安らぎを覚えたが、精神薬を処方されてしまった。
しかし、私はそれを飲まなかった。
精神薬というのは、健常者が飲んでしまうと、脳への刺激で本当に精神病になってしまうからだ。
そんな中のコンサートツアーは本当に苦しかった。ホテルでの行動もすべて公開されるのだ。
部屋に迎え入れたゲストの名前なども書き込まれる。
自宅の仕事部屋に特殊なものが仕掛けられているのかもしれないと思い、ついに仕事部屋の壁を壊して大改造することになった。
2010年3月。改造の間、仕事場として西新宿のマンションの1室を借りることになる。
ここがすべての始まりだった。
大阪で知り合った柳田が、このマンションから歩いてすぐのところで生活をしていた。
大阪のパブを止め、東京に引っ越してきていた。生活を構えて、もう10年ほどなるだろうか。時々電話では話をしていた。私は相変わらずの盗聴盗撮でヘトヘトになっていた。
何よりも辛かったのは、誰も信じないということだ。
信じさせるためには証拠集めをするしかない。
証拠はCD-Rに30枚ほどになっていた。
私は一度だけ部屋で大声を出したことがある。
自分でも驚くほどの声だった。
これに反応すれば証拠となる。
思った通り、その叫び声はサンプリングされて、今、大手ゲーム会社のゲームで使われている。
あの時の自分の声だ。
間違いはない。ゲーム会社はその事実を知らないだろう。
盗聴はひとりふたりの個人的なレベルではない。
ある動画サイトのプログラマが中心となってやっているのだ。
私は訴えを起こすために著名な弁護士を集めてもらった。
しかし、今まで起こってきたことを手順良く説明するためには、どう説明すれば良いのか分からなくなっていた。
それほど証拠が増えていたからだ。
「腕利きの弁護士らしいな。」
また書き込まれる。
ネットを見なければ良いと人は言う。しかし、見なくても24時間ずっと監視されていることは大きなストレスだった。
自殺は肯定しないが、追い詰められたことによる発作的な行動は理解できる。
部屋で独り言を言う。
「オレは死なないからな。」
するとすぐに、
「オマエは死なせん。」
と、書いてくる。
「オマエは死なせん」ということは、過去死なせたことがあるということではないか。
西新宿のマンションでもそれは続いた。精神的に追い込むつもりだ。ある日、あらゆる盗聴サイトをネットで調べていたら、ショックなアプリがあった。
「Flexispy.A」
(※URL添付は当ブログ管理人)
フレキシースパイA。電話、メール。これらがすべて外部サーバーに送信されるというアプリ。携帯の持ち主は、これがいつインストールされているのかわからない。
携帯電話やスマートフォン自体が盗聴盗撮機となるのだ。
アンイストールはできない。
それを仕込んだ者が記録したパスワードを打ち込まなくてはならないのだ。
また同様に。
フレキシースパイA。電話、メール。これらがすべて外部サーバーに送信されるというアプリ。携帯の持ち主は、これがいつインストールされているのかわからない。
携帯電話やスマートフォン自体が盗聴盗撮機となるのだ。
アンイストールはできない。
それを仕込んだ者が記録したパスワードを打ち込まなくてはならないのだ。
また同様に。
「SpyPhone」
(※URL添付は当ブログ管理人)
スパイフォンなどというのもあった。機能は同じだ。
携帯を切っていてもマイクだけは生きていているのだ。
通信記録は一切残らない。
これを封じるには、やはりバッテリーを外すしかなかった。
その後、新しい携帯を持ったが、電話を変えても番号が知られるまでに二日とかからなかった。
私は、留守録を聞くときにバッテリーを装着し、話し終わると、また直ぐに外した。
携帯電話を使えない日々は不便だった。
「ごめん、この電話盗聴されてるから大事なことは言わないように。」
と、相手に伝えてから会話をする毎日だった。
しかし、それもつかの間だった。バッテリーを外しても、また始まったのだ。
「方法はあると言ったろう。」
火災報知器から観られているのではないかと思い、ブレイカーを落としてみる。
調べてみると、火災報知器が盗撮器になっていることも珍しくない。
目覚まし時計、ボールペン、コンセント、計算機、インターホンなどあらゆるものを疑った。
それでも、
「こいつ、何をさっきからうろうろしてるんだ?」
と、書いてくる。
観られてる。どこだ・・。
その日、私は盗聴機探索で有名な会社に連絡して部屋内を調べてもらうこととなった。
翌日、来てくれると言う。
この2年間の出来事から明日解放されるかもしれないという思いになり、波が引くように身体の力が抜けた。
その日は水底の石のようになって寝た。
この西新宿の高層マンション最上階から景色を眺めていると、起こっている出来事など、どうでも良いと思えてしまいそうだった。
しかし、「オマエは死なせない」「死ぬまで続く」と書いてくる。
翌中2時。部屋のベルが鳴った。
モニターにはスーツを着た男と女が映っている。
私は彼らを部屋に迎え入れ、これまでの2年間のことを大筋で伝えた。
「私ども、いろいろ忙しくやらせていただいておりますが、案件のほとんどはお客様が過敏になって引き起こす勘違というケースが多いのです。」
「そうですか。それでも安心を得たいのでよろしくお願いいたします。」
「わかりました。」
男は鞄からパソコンと発見器を取り出した。発見器の先に長いアンテナを装備し、パソコンには受信したものが波のようになって映し出されている。
部屋は2LDK。リビングだけでも100平米強あった。男は時々難しい表情を浮かべながら、隅から隅まで丁寧にアンテナを這わせる。
約1時間かけて全部屋の探索が行われた。
そして、
「心配いりません。盗聴器は掛けられておりません。」
自信を持った口調で男が言う。
やはり、盗聴は携帯電話で間違いなさそうだ。しかし、バッテリーを外している時も盗聴されていたのだ。
その時だった。飯島の言葉を思い出した。
パソコンのことだ。
「電源切ってても、遠隔で盗聴できちゃうんだよ。」
「パソコンだ・・。パソコンの中央上部に付いてるウェブカメラを遠隔操作されてるんだ。」
ネットで調べてみると、すでに被害は起こっていた。
遠隔でカメラのスイッチを入れれば当然音声のスイッチも入る。スイッチが入った瞬間に、パソコンに付いてるカメラのレンズは青く光るのだが、光らないように設定できることも知った。
「それで逃れられると思うなよ。次の手がある。それがダメならもうひとつ手がある」
ようやくこの意味がわかった。
携帯電話盗聴の次の手段だ。
私は早速パソコンに付いているレンズにテープを貼って盗撮を塞いだ。
セキュリティソフトは入れていたが、購入時の初期設定のままで細かな設定はしていなかった。
従来そういう作業は苦手なのだが、やらねばならないところへ来ている。
ひとつひとつ設定をして行く。設定の最中に彼らがどう反応しているのか掲示板を見た。
私が主に疑っていたところは、ある人物のブログとツイッター。
そして、もうふたつのツイッターと、ある掲示板の5カ所だけだった。
リンクを辿って行けば、かなりの人数でやっていることだろう。掲示板では、
「隊長!Aが強力になって行っています!」
細かい設定をしていることを言っている。
数時間かけて設定は終わった。
その夜、留守録に友人からのメッセージが残されていたので、折り返し電話をした。
いまの状況を伝えたのだ。
「そいつら暇だよねぇ。他にやることないんだろうね。」
友人は、盗聴しているやつらを挑発する。
私も同じように、
「ああ。いま弁護士を立てて訴えようとしてるとこなんだ。相手はもう分かってるから時間の問題だ。」
そんな話を続け挑発した。
そして電話を切った後だった。掲示板では、
「緊急です!これより○○大会を開催いたします。ルールはいつもどおり。ターゲットに対し、いちばん早かったものが優勝です。」
と、書き込まれていた。瞬時に思った。ターゲットとは私のことだ。パソコンに何かあるのだと思った。
私はマンションの管理人に連絡をし、サーバー会社の電話番号を聞いた。
「すみません。私○○マンションの○○号室に住む者なのですが、いまから回線に異常が発生すると思いますので記録をお願いいたします。」
「こちら記録などということはできないのですが・・。」
「とにかく、回線に何かが起きるんです。」
「はぁ?」
ダメだ。意味が伝わらない。私はすぐに繋いであったランケーブルを引き抜いた。
それから数時間、ひっそりとした部屋でソファに埋まった。
朝5時に近づいていた頃だったと思う。時間も経った。思い過ごしかもしれない。
私はパソコンの電源を入れた。そして、ランケーブルを接続してみようと思った。
外はもう白々としている。
日を跨いで気持ちに油断もあった。
その時だった。ケーブルを繋いだ瞬間にパソコンが飛んだのだ。
一瞬の出来事だった。画面は真っ黒になり、もうスイッチも入らない。
やはり大会とはこのことだった。挑発したことが原因だ。
その部屋には、壊されたパソコンと仕事用でネット接続をしていないパソコン。
それと、非常用にもう一台のパソコンがあった。12インチの小型パソコンだ。そのパソコンにケーブルを繋ぎ掲示板を見に行った。
そこには、たった今祭りが終わった後のような空気が漂っていた。
「今回の優勝は○○さんでした。記録は○○秒です。おめでとうございました。」
掲示板は
「あー、また○○さんだ。おめでとうございます。」
「やっぱり、○○さんでしたか」
など、○○を讃える言葉で埋められていた。この掲示板では有名人らしい。何故、私が危険を察知しランケーブルを即座に引き抜いたか。
実はパソコンをこういう形で壊されるのは過去3,4回あったのだ。
強い証拠となるページを保存すると、数時間後にパソコンが壊れる。
毎回、壊れ方は同じだった。
また、CD-Rに証拠を焼こうとすると、アプリケーションが機能しなくなる。
それらの現象はすべてネットに接続しているときに起こった。
その後、大事な証拠を記録するときは、ランケーブルを抜いてからそれを行った。
………-後略-
【証拠はCD-Rに30枚ほどになっていた。】
【いま弁護士を立てて訴えようとしてるとこなんだ。相手はもう分かってるから時間の問題だ】
この度のASKAの不可解な逮捕劇は、飯島愛を殺した巨大勢力が、上記の記述【】を怖れたためと解すると、何やら全て氷解するように思える。
…………………
スパイフォンなどというのもあった。機能は同じだ。
携帯を切っていてもマイクだけは生きていているのだ。
通信記録は一切残らない。
これを封じるには、やはりバッテリーを外すしかなかった。
その後、新しい携帯を持ったが、電話を変えても番号が知られるまでに二日とかからなかった。
私は、留守録を聞くときにバッテリーを装着し、話し終わると、また直ぐに外した。
携帯電話を使えない日々は不便だった。
「ごめん、この電話盗聴されてるから大事なことは言わないように。」
と、相手に伝えてから会話をする毎日だった。
しかし、それもつかの間だった。バッテリーを外しても、また始まったのだ。
「方法はあると言ったろう。」
火災報知器から観られているのではないかと思い、ブレイカーを落としてみる。
調べてみると、火災報知器が盗撮器になっていることも珍しくない。
目覚まし時計、ボールペン、コンセント、計算機、インターホンなどあらゆるものを疑った。
それでも、
「こいつ、何をさっきからうろうろしてるんだ?」
と、書いてくる。
観られてる。どこだ・・。
その日、私は盗聴機探索で有名な会社に連絡して部屋内を調べてもらうこととなった。
翌日、来てくれると言う。
この2年間の出来事から明日解放されるかもしれないという思いになり、波が引くように身体の力が抜けた。
その日は水底の石のようになって寝た。
この西新宿の高層マンション最上階から景色を眺めていると、起こっている出来事など、どうでも良いと思えてしまいそうだった。
しかし、「オマエは死なせない」「死ぬまで続く」と書いてくる。
翌中2時。部屋のベルが鳴った。
モニターにはスーツを着た男と女が映っている。
私は彼らを部屋に迎え入れ、これまでの2年間のことを大筋で伝えた。
「私ども、いろいろ忙しくやらせていただいておりますが、案件のほとんどはお客様が過敏になって引き起こす勘違というケースが多いのです。」
「そうですか。それでも安心を得たいのでよろしくお願いいたします。」
「わかりました。」
男は鞄からパソコンと発見器を取り出した。発見器の先に長いアンテナを装備し、パソコンには受信したものが波のようになって映し出されている。
部屋は2LDK。リビングだけでも100平米強あった。男は時々難しい表情を浮かべながら、隅から隅まで丁寧にアンテナを這わせる。
約1時間かけて全部屋の探索が行われた。
そして、
「心配いりません。盗聴器は掛けられておりません。」
自信を持った口調で男が言う。
やはり、盗聴は携帯電話で間違いなさそうだ。しかし、バッテリーを外している時も盗聴されていたのだ。
その時だった。飯島の言葉を思い出した。
パソコンのことだ。
「電源切ってても、遠隔で盗聴できちゃうんだよ。」
「パソコンだ・・。パソコンの中央上部に付いてるウェブカメラを遠隔操作されてるんだ。」
ネットで調べてみると、すでに被害は起こっていた。
遠隔でカメラのスイッチを入れれば当然音声のスイッチも入る。スイッチが入った瞬間に、パソコンに付いてるカメラのレンズは青く光るのだが、光らないように設定できることも知った。
「それで逃れられると思うなよ。次の手がある。それがダメならもうひとつ手がある」
ようやくこの意味がわかった。
携帯電話盗聴の次の手段だ。
私は早速パソコンに付いているレンズにテープを貼って盗撮を塞いだ。
セキュリティソフトは入れていたが、購入時の初期設定のままで細かな設定はしていなかった。
従来そういう作業は苦手なのだが、やらねばならないところへ来ている。
ひとつひとつ設定をして行く。設定の最中に彼らがどう反応しているのか掲示板を見た。
私が主に疑っていたところは、ある人物のブログとツイッター。
そして、もうふたつのツイッターと、ある掲示板の5カ所だけだった。
リンクを辿って行けば、かなりの人数でやっていることだろう。掲示板では、
「隊長!Aが強力になって行っています!」
細かい設定をしていることを言っている。
数時間かけて設定は終わった。
その夜、留守録に友人からのメッセージが残されていたので、折り返し電話をした。
いまの状況を伝えたのだ。
「そいつら暇だよねぇ。他にやることないんだろうね。」
友人は、盗聴しているやつらを挑発する。
私も同じように、
「ああ。いま弁護士を立てて訴えようとしてるとこなんだ。相手はもう分かってるから時間の問題だ。」
そんな話を続け挑発した。
そして電話を切った後だった。掲示板では、
「緊急です!これより○○大会を開催いたします。ルールはいつもどおり。ターゲットに対し、いちばん早かったものが優勝です。」
と、書き込まれていた。瞬時に思った。ターゲットとは私のことだ。パソコンに何かあるのだと思った。
私はマンションの管理人に連絡をし、サーバー会社の電話番号を聞いた。
「すみません。私○○マンションの○○号室に住む者なのですが、いまから回線に異常が発生すると思いますので記録をお願いいたします。」
「こちら記録などということはできないのですが・・。」
「とにかく、回線に何かが起きるんです。」
「はぁ?」
ダメだ。意味が伝わらない。私はすぐに繋いであったランケーブルを引き抜いた。
それから数時間、ひっそりとした部屋でソファに埋まった。
朝5時に近づいていた頃だったと思う。時間も経った。思い過ごしかもしれない。
私はパソコンの電源を入れた。そして、ランケーブルを接続してみようと思った。
外はもう白々としている。
日を跨いで気持ちに油断もあった。
その時だった。ケーブルを繋いだ瞬間にパソコンが飛んだのだ。
一瞬の出来事だった。画面は真っ黒になり、もうスイッチも入らない。
やはり大会とはこのことだった。挑発したことが原因だ。
その部屋には、壊されたパソコンと仕事用でネット接続をしていないパソコン。
それと、非常用にもう一台のパソコンがあった。12インチの小型パソコンだ。そのパソコンにケーブルを繋ぎ掲示板を見に行った。
そこには、たった今祭りが終わった後のような空気が漂っていた。
「今回の優勝は○○さんでした。記録は○○秒です。おめでとうございました。」
掲示板は
「あー、また○○さんだ。おめでとうございます。」
「やっぱり、○○さんでしたか」
など、○○を讃える言葉で埋められていた。この掲示板では有名人らしい。何故、私が危険を察知しランケーブルを即座に引き抜いたか。
実はパソコンをこういう形で壊されるのは過去3,4回あったのだ。
強い証拠となるページを保存すると、数時間後にパソコンが壊れる。
毎回、壊れ方は同じだった。
また、CD-Rに証拠を焼こうとすると、アプリケーションが機能しなくなる。
それらの現象はすべてネットに接続しているときに起こった。
その後、大事な証拠を記録するときは、ランケーブルを抜いてからそれを行った。
………-後略-
【証拠はCD-Rに30枚ほどになっていた。】
【いま弁護士を立てて訴えようとしてるとこなんだ。相手はもう分かってるから時間の問題だ】
この度のASKAの不可解な逮捕劇は、飯島愛を殺した巨大勢力が、上記の記述【】を怖れたためと解すると、何やら全て氷解するように思える。
…………………
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